日本家常菜 日本の家庭料理
日本語 | 中国語 |
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香港の文化の一部となってしまった和食ですが、香港のいたるところで目にする寿司やラーメンなどはあまり家では作らない料理です(そもそもラーメンは日本では中華料理です)。それでは、日本人は家で何を食べているのでしょうか。 野村が思い浮かべる料理は、子供の頃に母方の祖母が作ってくれた家庭料理です。肉じゃがやほうれん草のおひたし、焼き魚など、煮物や焼き物が中心でした。油も使いますが、量はほんの少しで、揚げ物は台所が汚れるからほとんど作りませんでした。味付けも薄めで、とてもヘルシー。おかげで祖母は90歳を超えても元気でした。 日本列島は南北に細長く伸びているので、地方によって味付けがかなり変わります。母方の祖父は、名古屋の出身で、母も八丁味噌という味の濃い赤味噌を使った料理を作ります。一方、父方の祖父は長野の出身で、父は信州味噌という白味噌の味噌汁が好み。妥協の結果、野村家では赤味噌と白味噌を混ぜて味噌汁を作るようになりました。 ただ、一般的に仕事が「丁寧」と思われる日本人も、そこまで毎日手をかけて料理をつくるわけにもいかず、雑な料理にはしる気持ちも理解できます。時間がもったいない場合の「手抜き料理」の定番は何と言ってもカレー。肉と野菜を煮てルーを入れるだけででき、子どもも喜ぶとあれば一挙両得です。そして、残ったご飯はおにぎりにして、冷蔵庫の残り物と合わせ翌日のお弁当にすれば、食べ物も無駄にならず、いいことずくめです。 |
「和食(わしょく)」已成為香港文化的一部份,但是香港隨處可見的壽司、拉麵其實並不會在家中製作的(原本拉麵在日本是一道「中華料理(ちゅうかりょうり)」)。那麼,日本人在家中究竟吃什麼呢? 說到「家庭料理(かていりょうり)」(家常菜),我(野村)就想起小時候外婆給我做的菜,通常以「煮物(にもの)」(炆菜)和「焼(や)き物(もの)」(烤菜)的菜色為主,例如有「肉(にく)じゃが」(薯仔炆牛肉)、「ホウレンソウのおひたし」(白灼菠菜)、「焼(や)き魚(ざかな)」(烤魚)等等。雖然也有使用油,用的也只是一點點。由於「揚(あ)げ物」(油炸食物)會弄髒廚房,所以幾乎沒有煮過。調味「あっさり」(偏淡),非常健康。可能就因為這樣,外婆活到90歲也非常精神。 「日本列島(にほんれっとう)」長長的向南北兩面伸延,所以不同的地方,調味的風格也很不相同。外公是「名古屋(なごや)」出身,所以母親會使用「八丁味噌(はっちょうみそ)」,一種口味較濃的「赤味噌(あかみそ)」(紅麵豉)做飯。另一方面,由於爺爺是「長野(ながの)」出身的,所以父親特別喜歡用叫做「信州味噌(しんしゅうみそ)」的「白味噌(しろみそ)」(白麵豉)做的麵豉湯。經過妥協之後,我們最後採用了野村家特製的「合(あ)わせ味噌」(紅白麵豉混合版)。 一向被認為「仕事(しごと)が丁寧(ていねい)」(工作認真)的日本人,亦非能夠抽出那麼多時間來做一頓飯,所以都能夠理解「雑(ざつ)」(不費太多功夫)製作一餐飯的心情。最典型的「手抜(てぬ)き料理(りょうり)」(懶人料理)莫過於「カレー」(咖喱)。把菜和肉炆好放入「カレールー」(咖喱磚)就成事,小朋友又吃得高興,真是「一挙両得(いっきょりょうとく)」。然後剩下的飯又可以用來做「おにぎり」(飯團),雪櫃裏「残(のこ)り物(もの)」(剩下的飯菜),又可以造成第二天的「弁当(べんとう)」,一點也不「もったいない」(浪費),實在「いいことずくめ」(太完美了)。 |
新出単語 | |
日本語 | 中国語 |
和食(わしょく) | 日本菜 |
中華料理(ちゅうかりょうり) | 中菜 |
家庭料理(かていりょうり) | 家常菜 |
煮物(にもの) | 炆菜 |
焼(や)き物(もの) | 烤菜 |
肉(にく)じゃが | 薯仔炆牛肉 |
ホウレンソウのおひたし | 白灼菠菜 |
焼(や)き魚(ざかな) | 烤魚 |
揚(あ)げ物 | 油炸食物 |
あっさり | 味道偏淡 |
日本列島(にほんれっとう) | 日本列島 |
赤味噌(あかみそ) | 紅麵豉 |
白味噌(しろみそ) | 白麵豉 |
仕事(しごと)が丁寧(ていねい) | 工作認真 |
雑(ざつ) | 做事不費太多功夫 |
手抜(てぬ)き料理(りょうり) | 懶人料理 |
カレー | 咖喱 |
カレールー | 咖喱磚 |
一挙両得(いっきょりょうとく) | 一舉兩得 |
おにぎり | 飯團 |
残(のこ)り物(もの) | 剩下的飯菜 |
弁当(べんとう) | 飯盒 |
もったいない | 浪費 |
いいことずくめ | 太完美了 |